SimEarth 攻略

取扱説明書


ランダムプラネット

「ランダムプラネット」を選択すると、こんどは4つのタイムスケールの中から時代を選択することができます。タイムスケールというのは、惑星の発展の経過をそれぞれ地質期、進化期、文明期、技術期というレベルでとらえ、分類したものです。
地質タイムスケール
今から45億年前、地球は星間に漂う塵から形成されました。この頃の地球は、どろどろの溶岩でつつまれていましたが、時間がたつうちにその表面が冷えて固まっていきました。そして、空気の中に含まれていた水分は雨となって降りそそぎ、やがて海が誕生しました。
地質タイムスケールはこの状態から始まり、多細胞生物への進化が確認されたときに、進化タイムスケールに移行します。
進化タイムスケール
いろいろな多細胞生物の出現から始まります。たくさんの植物や動物で惑星をいっぱいにしましょう。
ここでは、種の周期的な絶滅を防ぎながら、知的生命体に文明を持たせることが目的です。文明の発生が確認されたときに、つぎの文明タイムスケールに移行します。
文明タイムスケール
知的生命体が文明と呼べるような文化を発生させました。ここから文明タイムスケールの始まりです。世界中に街ができ、戦争など、いろいろな問題も出てきます。
文明をさらに発展させ、産業革命が起こると、次の技術タイムスケールに移行します。
技術タイムスケール
産業革命による技術革新が起こり、エネルギー生産、医学、農業などで、革新的な進歩が見られ、文明が急速に発展しています。しかし、自然破壊や公害なども問題です。
このタイムスケールの最終目標は、他の惑星を植民地にし、移住していくことです。惑星の自然を守りながら文明を発展させ、宇宙開拓にまで乗り出してください。

デイジーワールド

このシナリオは、ジェームス・ラブロックによる惑星モデルのデイジーワールドが基本となっています。彼は「生物と環境が2つ一緒になって、気候や大気の構成を自動管理するシステムを作りあげている」という、ガイア理論を証明するために、このモデルを作り上げたのです。
デイジーワールド唯一の植物、デイジーのはなびらの色は、惑星の気温を光や熱を反射する量でコントロールする力を持っています。
タイムスケール:進化タイムスケール
問題点:太陽熱がどんどん上昇しています。しっかり管理してなければ、海が蒸発して生物の住めない惑星になってしまいます。
ヒント:デイジーワールドは、雲がほとんどなく、温室効果の期待の割合も低い惑星です。気温が低いと黒のデイジー、反対に高いと白のデイジーが育ちます。アイコンのグラフの「しょくぶつ」を見ると、あなたのデイジーの育成の割合がわかります。

レベルの選択

レベルを決める前に、シムアースのエネルギーについて説明しましょう。
シムアースの中では、エネルギーが2種類登場します。ひとつはシムアースリングたちのエネルギー、もうひとつはあなたのエネルギーです。
シムアースリングのエネルギーは、化石燃料や原子力から生み出させる通常のエネルギーで、これにより、彼らは文明を進歩させていくのです。これには数値などはありません。配分などを考える必要があるだけです。
あなたのエネルギーは、ゲームスタート時にレベルによってあたえられます。あなたの目標を達成するためにコマンドを実行すると減っていき、時間が経過すると少しずつ回復していくものです。これはΩ(オメガ)の単位で表わします。
レベル設定は、最初にあたえられるあなたのエネルギーの量で変えられるわけです。タイムスケールによって難しさが違うので、その時代に合わせてレベルを設定し、開拓していくとよいでしょう。
レベルを決めることができるのは、「ランダムプラネット」と「デイジーワールド」を選択した場合のみです。

むせいげん

ゲーム中にプレイヤーが使用できるエネルギーは無限です。モデルコントロールパネルの数値は適度に設定されています。よほどのことがない限り、変更することはありません。ただし、シナリオのモードでは使えません。

やさしい

初心者向き。ゲーム開始時のエネルギーは5000Ωです。時間がたってもそれ以上増えることはありません。モデルコントロールパネルの数値は適度に設定されています。よほどのことがない限り、変更することはありません。

ふつう

ゲーム開始時のエネルギーは2000Ωです。時間がたってもそれ以上増えることはありません。モデルコントロールパネルの数値は適度に設定されています。よほどのことがない限り、変更することはありません。

むずかしい

ゲーム開始時と最高値のエネルギーは2000Ωです。さらに、モデルコントロールパネルの数値はランダムです。よく考えて設定しましょう。また、このモードでは、植物や動物が自然発生することがないので、すべてあなたが配置しなければいけません。

画面の見方

いよいよゲームスタートです。まず、画面の見方を説明しましょう。
シムアースの惑星をコントロールするのは、主に3つの画面を使います。惑星全体を知るにはマップモードとグローブモード、細かな作業を進めるにはエディットモードを使います。
アイコンウインドはどのモード画面でも呼び出せますが、コマンドウインドはエディットモードでしか使えません。
画面を切り替えるには、アイコンの「マップモード」を使います。エディットモードとマップモードだけの切り替えなら、セレクトボタンだけでできます。

マップモード

ゲームをスタートさせたときに、最初に現われる惑星全体の地図のモードです。惑星全体の規模で物事を確認したいときは、まず、このマップモードを見てみるのがよいでしょう。
このマップに表示されている大きめで横長の四角いカーソルが、エディットモードに変えたときに表示される部分です。そのカーソルを方向ボタンで移動させると、左右にスクロールします。

(※画像省略、画像内に下の@〜Dの数字は印字されてません。したがって、どの部分のことかはわかりません)

@エディットモードでの表示エリア
A惑星全体図
Bアイコン:Xボタンで表示されます。
Cデータインデックスボックス:惑星全体図で表示されているデータがなにを示しているかの注釈が入ります。
Dインフォメーションボックス:惑星が誕生してからの年数、選択しているコマンドにかかるエネルギー量/プレイヤーが使える残りのエネルギー量、警告メッセージが表示されます。

エディットモード

惑星を調査したり、生物を配置したり、イベントを起こすなどの作業をするモードです。
表示されている場所から移動したいときは、カーソルを画面の端に移動させると、上下左右にスクロールします。
表示されているエリアを確認したいときは、L・Rボタンを押すと、全体マップのどの辺にあたるかを示す略地図が、右上に表示されます。

(※画像省略、画像内に下の@〜Bの数字は印字されてません。したがって、どの部分のことかはわかりません)

@全体マップでのエディットモードの表示範囲:L・Rボタンで表示されます。
Aカーソル:植物や生物、文明、イベントなどを配置するときは、これを移動して決めます。
Bインフォメーションボックス:惑星が誕生してからの年数、選択しているコマンドにかかるエネルギー量/プレイヤーが使える残りのエネルギー量、現在選択しているコマンドの種類、警告メッセージが表示されます。

グローブモード

惑星全体を球形で見せています。形は変わっても、マップモードと同じように使えます。
惑星は自転していますが、十字ボタンの左右を押すと、自転の方向が変わります。

(※画像省略、画像内に下の@〜Dの数字は印字されてません。したがって、どの部分のことかはわかりません)

@エディットモードでの表示エリア
A惑星全体図
Bアイコン:Xボタンで表示されます。
Cデータインデックスボックス:惑星全体図で表示されているデータがなにを示しているかの注釈が入ります。
Dインフォメーションボックス:惑星が誕生してからの年数、選択しているコマンドにかかるエネルギー量/プレイヤーが使える残りのエネルギー量、警告メッセージが表示されます。

アイコン

アイコンは以下の8つ。惑星の情報を確認したり、ゲームの設定を変えたりすることがその役割の中心です。でも、モデルコントロールパネルだけは、惑星の設定をコントロールする機能があります。
すべてのモード画面のときに、Xボタンを押すと、アイコンウインドが表示されます。十字ボタンで選択し、Aボタンで決定してください。また、Bボタンでウインドは消えます。
データ表示
モード切り替え
モデルコントロールパネル
グラフ
セーブとロード
スピード
音楽
ガイアくん

データ表示

全体図に色分けで表示するデータの種類を選択します。十字ボタンで選択し、Aボタンで決定すると、データインデックスボックスに選べるデータの種類が表示されます。キャンセルするときは、EXITを選ぶかBボタンを押すと通常画面に戻ります。選択ができるデータは、以下の11です。
ちけいイベント
標高、水深の表示です。世界中に起こっているイベントの表示です。
マグマすいおん
大陸の移動する方向の表示です。海水温度の表示です。
かいりゅうきおん
海流の方向表示です。気温の表示です。
あめきりゅう
降水量の表示です。気流方向の表示です。
しょくぶつせいぶつ
各植物の分布状況の表示です。各生物の分布状況の表示です。
ぶんめい
各文明の分布やテラフォーマの所在地の表示です。

モード切り替え

画面をマップモード、エディットモード、グローブモードに切り替えます。十字ボタンで選択し、Aボタンで決定してください。
マップモードとエディットモードの切り替えだけなら、セレクトボタンでもできます。

モデルコントロールパネル

4種類のモデルコントロールパネルを呼び出します。
コントロールパネルは、惑星のシミュレーションのパラメーターの数値を変更したいときに使います。これにより、惑星全体の環境が変わります。まず、アイコンでコントロールパネルを選びAボタンを押せば、右上の画面のサブコマンドが表示されます。つぎに、そのサブコマンドの中から変更したいパネルを選びAボタンで決定すると、各コントロールパネルが現われます。

チカク:地殻コントロールパネルの呼び出し
タイキ:大気コントロールパネルの呼び出し
せいめい:生命コントロールパネルの呼び出し
ぶんめい:文明コントロールパネルの呼び出し

パネルには、変更できる項目が上げられています。十字ボタンで変更したい項目のところに矢印のカーソルを移動させ、Aボタンで決定します。すると、今度はパラメーターの方へ矢印が移動します。
パラメーターの目盛は強弱やスピードを調節しているので、数値を大きくしたい場合は右、小さくしたいときは左に、十字ボタンで矢印を1目盛ずつ移動させましょう。数値の変更が終わったら、Aボタンで決定します。Bボタンを押せばキャンセルとなり、パラメーターの数値は変わらず、項目を選ぶ場所に矢印が戻ります。
ゲームに戻りたいときは、Bボタンを押すか、EXITを選んでAボタンを押せば、もとの画面に戻ります。
なお、コントロールパネルを呼び出すには、パラメーターの数値を変えても変えなくても、1回にるき100Ωのエネルギーが必要です。
シナリオの火星、金星、氷の惑星、砂漠の惑星は、「文明コントロールパネル」だけしかパラメーターの数値は変更できません。
地殻コントロールパネル
惑星の地質関係についてコントロールすることができます。
地質は、何百万年もかけてゆっくり変化します。それをコントロールするので、地質タイムスケールでないと明確に認識できないかもしれません。

火山活動
周期的な火山の爆発の頻度を調整します。これは、惑星創造初期だと、大陸の形成に大いに影響します。

侵食
雨や風による浸食作用で、高い山などの土地が滑らかになる早さを調節します。侵食が進むと、広い棚のような地形(岩だな、浅瀬、砂州)が作られます。

核熱
惑星の核心部分の温度を調節します。核心の温度が高いほど、大規模な火山爆発が起こります。火山で島や山を作るときに、核熱の温度を高めに設定していると、1度の噴火で大きな島や高い山ができます。また、マグマ層の流れる向きも変化しやすくなります。

大陸移動
マグマの移動するスピードの調節です。マグマ層の上の大陸プレートの移動に影響します。

核形成
惑星の核心が大きくなるスピードを調節します。
惑星が誕生したときは、すべてがどろどろに溶けていますが、ときが経つうちに中心部分が固まってきます。これが核心です。
核心が大きいほど、マグマ層が薄くなります。この層が薄くなるほどマグマの流れるスピードが遅くなり、大陸移動も遅く、火山活動も小さくなります。

隕石
周期的な隕石衝突の頻度を調節します。惑星誕生の初期には、大量の隕石が降ってきて、大陸の形成に大きな影響をあたえます。

地軸
惑星の地軸の傾きを調節します。これは季節の変化の大きさに影響します。傾きが大きいほど、各季節の気候変化も大きくなります。
地軸は文明と技術のタイムスケールでのみ注目すべき要素でしょう。

大気コントロールパネル
日光や温度など、惑星の大気のさまざまな要素をコントロールします。
この惑星が植物や動物の生命を維持していくことができるかどうかを決定するわけです。

太陽光線
惑星に降りそそぐ太陽光線や、太陽熱の量を調節します。一番弱くすると太陽からの光はなくなり、闇の世界となるでしょう。

反射
惑星に吸収される太陽光線の量を、雲の太陽光線反射率によってコントロールします。反射率が小さいほど、惑星に吸収される太陽光線が増え、気温が上がります。

温室効果
惑星の温室効果による温暖化の度合いをコントロールします。温室効果とは、大気圏外に放出されるはずの熱を、水蒸気、メタン、二酸化炭素などが吸収するため、惑星自体が温まってしまう現象です。

雲形成
一定の水蒸気から作られる、雲の量を調節します。

雨量
惑星全体の降水量をコントロールします。

地表反射
惑星の表面の大陸の熱反射率を調節します。反射率が小さいほど、より多くの太陽光線が惑星に吸収され、温度が上がります。

熱移動
熱移動率を調節します。大気や海洋での大気の流れが相互移動する割合、量のことです。

生命コントロールパネル
惑星の生命圏に影響する要素をコントロールします。
生物の数や種類の変動が激しい、進化タイムスケールで使うのが一番効果的であり、結果がよくわかるでしょう。

適応力
生物が生存可能な温度の範囲を調節します。高く設定するほど生物が生存できる温度範囲が広がり、惑星の広範囲で生息することが可能になります。

繁殖
生物全体がどれほどのスピードで繁殖するかを調節します。時に生物が誕生してまもないころは、将来の石油燃料を確保するために生物数を増やしておきたいものです。

CO2吸収
惑星の植物によって、どれほどの二酸化炭素が吸収されるかを調節します。
惑星の大気中の二酸化炭素の割合が増えすぎると、温室効果が働き、気温がどんどん上昇します。気温を下げるためには、二酸化炭素の量を減らすことが大切です。
テラフォーマの酸素工場と同じように、二酸化炭素を吸収し、酸素を生産するのですが、植物にコントロールさせる方が、より自然に近い状態を維持することができます。

進化
生物がより高度なレベルに発達するスピードを調節します。
生物の進化が進むと知的生物になることができ、文明を持つこともできます。ただし、文明を持てる生物は1種類だけです。

突然変異
生命形態の突然変異が発生する確率を調節します。突然変異とは同種族の進化の過程をとばして、他の部類になることです。一部の例外を除いては、後退していくことはありません。
なにがなにの部類になるかは、コマンドの「せいぶつ」のページに紹介してあります。

文明コントロールパネル
惑星の高等知的生物の文明をコントロールし、管理することができます。
文明タイムスケールか、技術タイムスケールに利用してください。


エネルギー生産
ここでは、高等知的生物が文明を作ったり、維持していくために必要なエネルギーを、なににどれくらい求めるかという割合を決定します。

生物活動
木材燃料、動物・植物の活動、知的生物による肉体労働といった、生物が生みだすバイオエネルギーのことです。これは、時間経過によて、器具や科学理論が確立されていき、効率がよくなっていきます。廃棄物燃料(リサイクル燃料)もこの中に含まれています。バイオエネルギーでも大気に二酸化炭素を放出するので、微量ですが公害が発生します。

風力/太陽
太陽熱や風車、帆船、風力発電、太陽電池など、太陽や風を利用したエネルギーです。技術が発達すると、さらに効率よくなっていきます。

水力/地熱
水車、蒸気機関、水力発電や地熱発電など、水力や地熱を利用したエネルギーです。これも技術が発達すると、さらに効率よくなっていきます。

石油
石炭や石油などの化石燃料です。燃料の豊富さは、進化タイムスケールの全生命の量で決められます。これらを燃やすと大気に放出される気体は、温室効果をもたらします。

原子力
原子力発電や原子爆弾など、核融合反応によるエネルギーです。メルトダウンや核爆発が起こるとほこりと放射能を放出します。


エネルギー配分
ここでは、「エネルギー生産」で作りだしたエネルギーをなににどれくらい使うかという配分を決定します。

哲学
哲学は戦争を阻止します。哲学を優先させると惑星上での対立を減少させ、緩和します。戦争防止に有効です。

科学
科学を優先させると、より高度な技術レベルまで進化しやすくなります。最低にしておくと、まったく発達しませんし、他の項目が伴わないと、安定した文明は望めません。また、あまりに早くから科学へ大量投資するのは、都市が病気や戦争で絶滅する危険も招きます。

農業
農業を優先させると、食料の生産を促進させ、都市の数を増大させることができます。

医学
伝染病の数と、伝染範囲を減らすことができます。

芸術
知的生物の生活レベルを向上させるとことができます。

グラフ

さまざまなデータを細かく検討したい時に便利です。惑星の状況が的確につかめます。
サブウインドから十字ボタンで選択し、Aボタンで決定します。キャンセルのときは、Bボタンでマップモードに戻ります。

たいき(大気グラフ)
このグラフは、惑星の大気構成成分である窒素(N2)、酸素(O2)、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、それにほこりと水分(H2O)の割合と、気圧を表示したものです。
地球上では、大気中に15〜25%の酸素が存在しています。酸素が少なすぎると、動物は生存できません。また、多すぎると、惑星全体に火災が起こりやすくなります。
二酸化炭素が少なすぎると、植物は生存できません。また、多すぎると、動物が生存できません。ほこりが多すぎると、太陽光線が遮断され、全ての生命は絶滅するかもしれません。水蒸気、二酸化炭素、メタンガスはグリーンハウスガスと呼ばれ、これらの割合が多すぎると、温室効果を引き起こしてしまいます。

しょくぶつ(植物グラフ)
各植物の多さを表わしたグラフです。時間の経過と共に、新しいデータが上に重なっていきます。

せいめい(生命グラフ)
各生物の多さを表わしたグラフです。時間の経過と共に、新しいデータが上に重なっていきます。

ぶんめい(文明グラフ)
各文明の多さを表わしたグラフです。

れきし
惑星のさまざまな要素が、過去から現在にかけてどのように推移したかを表わすグラフです。下部のウインドーに表示されている15の項目について調べることができます。同時に4種類のデータを見ることが可能です。サブウインドから見たい画面を選択しましょう。
CO2:大気中の二酸化炭素の量
O2:大気中の酸素の量
CH4:大気中のメタンガスの量
すいおん:惑星の平均海水の温度
きおん:惑星の平均気温
あめ:惑星の平均降水量
じんこう:惑星の文明生命体の総数
せいめい:惑星の全動植物の質量。生態圏質量のうち、99%は植物です。
しゅるい:惑星に住む生物の種類の総数。
せきゆ:石油や石炭など、化石燃料の貯蓄量。新化タイムスケールでは貯蓄量が増えますが、文明タイムスケールでは、激減するのみです。
かく:原子力燃料の貯蓄量。
たべもの:惑星で生産される食料の量。
せんそう:惑星での武力衝突の頻度。
びょうき:伝染病発生の数。
こうがい:知的生物が排出する公害、有毒物質の量。

レポート
惑星の現在の状況を報告してくれる、下のレポート画面を呼び出します。
タイムスケール、全生命の数、最進化生物、最発展文明、文明人口を調べることができます。
また、シムアースリングたちのエネルギー生産と、エネルギー配分を数値で見ることもできます。これは、タイムスケールが文明以上でないと表示されません。文明コントロールパネルで数値を変えたことによる影響を確認するときなどに使ってください。
目標とは、次のレベルにいくめの目的です。

ガイアくん

ガイアくんは、この惑星そのものです。シナリオを進行していくにあたっての問題点は、このガイアくんがメッセージでヒントを出してくれます。

コマンド

アイコンと同じように、いえそれ以上にシムアースをコントロールするのが、コマンドです。惑星を生かすも殺すも、このコマンド操作ひとつなのです。
各コマンドを実行するときの方法は、ほとんど同じですから、ここで説明しておきましょう。
まず、エディットモード画面上でYボタンを押すと、コマンドウインドーが表示されます。そこから操作するコマンドを十字ボタンで選択し、Aボタンで決定すると、「ちょうさ」以外はサブコマンドが表示されます。サブコマンドも、さっきと同じ要領で選択しましょう。配置したいコマンドを決定、あるいはキャンセルすると、ウインドーは消えます。あとは、エディットモード画面上のカーソルで場所を決め、Aボタンを押すと実行されます。
これらのコマンドを使用するには、すべてあなたのエネルギーが必要です。

しょくぶつ

惑星にバイオーム(生命圏)を配置するコマンドです。植物を配置することによって、生物が住める環境を整えるのです。惑星の環境制御システムの形成を助けたり、進化を速めたりするためにも、植物を配置した方がよい場合も多いのです。
もちろん、このコマンドを利用しなくても、気候、気温、降水量などの条件に適応すれば、自然に繁殖していきます。それに、あなたが選択した場所に、必ずしも根づくとは限りません。ツンドラや針葉樹が赤道直下では成長しないように、ジャングルも極点においては存続されないのです。
1回使用するたびに、50Ωのエネルギーが必要です。

がんせき(岩石地帯)
生命は存続できません。CO2と雨がまったくないと、植物も育ちません。また、金星や火星は岩石ばかりでできているといわれています。

ツンドラ(極寒凍土)
極寒乾燥地帯。寒冷で乾燥しています。ここでは植物も生物も生きることはできません。氷河期の世界なのです。

しんよう(針葉樹林地帯)
低温多雨地帯。寒冷で雨が多い場所に成長します。別名”タイガ”と呼ばれているところです。陸上の動物はすべて生きていけます。

さばく(砂漠)
高温乾燥地帯。気温は暖かいのに雨が少ないと、大地は砂漠と化してしまいます。ここではほとんどの生物は生存できないのですが、は虫類のみ生きていくことが可能です。

そうげん(草原)
温暖湿潤地帯。暖かくて、雨が適度に降る土地であれば草原になります。陸上の生物が快適に暮らせる場所です。

こうよう(広葉樹林帯)
温暖多雨地帯。暖かくて雨が多い場所に、広葉樹は育ちます。ここれは、多くの種類の植物が育ち、陸上生物も快適に暮らせます。

ジャングル
高温多雨地帯。高温で雨が多いところは、木がうっそうと茂った密林、になります。もっとも多くの生物を宿し、酸素も大量に生産してくれます。

ぬまち(沼地)
高温湿潤地帯。高温で雨が適度に降る場所です。ジャングルについで生物が住みつきやすいところで、海の生物も少しは住むことが可能です。

うみ(海洋)
地球が生まれて6億年くらいで、海が誕生しました。配置はできません。気候に大きな影響をあたえ、惑星上の大切な水源につながります。

せいぶつ

シムアースには、15部類の生態が存在します。7部類は海の生態で、8部類が陸の生態です。あなたはこのうちの14部類の生態を配置することができます。残りの一つは、移動することも、文明を持つこともできる肉食性の食虫植物です。
各部類の生態は、それぞれ16種類の進化形態を持っています。ある部類の生態が16番目の種類に到達するには、あなたの手助けが絶対に必要なのです。
生態を配置するのに必要なエネルギーは、各生態の紹介のあとに書いてあるだけかかります。
ウミどうぶつ
バクテリア(単純単細胞生物)
35億年前、地球上に初めて誕生した生物です。細胞内に核を持たない、原核生物全般を指します。バクテリアはメタンガスを放出します。この部類の中で、最も進化している上位8種類は、アメーバに突然変異する可能性を持っています。(35Ω)

アメーバ(複雑単細胞生物)
細胞内に核を持つ真核生物全般を指しています。バクテリアから20億年かけて進化しました。上位4種類は、ヒトデに突然変異する可能性を持っています。(70Ω)

ヒトデ(単純多細胞生物)
放射状多細胞生物全般を指しています。7億年前に地球に誕生しました。臓器や頭、脊髄などは見分けられませんが、組織の分化はあります。最初の8種類はカニにう、そのあとの4種類はトリクロデートに突然変異する可能性を持っています。(105Ω)

カニ(節足動物)
6億年前に地球に誕生しました。海に住む節足動物全般を指しています。この部類の最初の4種類はタコに、そのあとの8種類は昆虫に突然変異する可能性を持っています。(140Ω)

タコ(軟体動物)
カニと同じころに地球上に現われました。軟体動物全般を指しています。この部類は、進化過程の中間の8種類が、魚類に突然変異する可能性を持っています。(175Ω)

ぎょるい(魚類)
4億3千万年前に誕生した、水中を主な生息場所とした脊椎動物です。最初の8種類は両生類に、そのあとの4種類はトリクロデートに突然変異する可能性を持っています。(210Ω)

クジラ
水中性ほ乳類を指しています。水中性ほ乳類は陸でも生息は可能です。実際に、ジャングルの河やその支流に生存しています。陸性ほ乳類から進化したものですが、最も発達した4種類は、再び陸性ほ乳類に突然変異する可能性を持っています。(245Ω)
リクどうぶつ
トリクロデート(原始生物)
3つの骨髄をもつ単純構造生物です。地球では太古に存在していましたが、すでに絶滅してしまいました。シムアースでは、最後まで存在するチャンスをあたえています。トリクロデートは、突然変異することはありません。(280Ω)

こんちゅう(昆虫)
地球上で最も種類の多い部類です。陸上に植物が生育できるようになったとき、水中生物のカニから突然変異しました。昆虫は突然変異はできませんが、食虫植物とともに進化します。(315Ω)

りょうせいるい(両生類)
4億1千万年前、陸上で行動する最初の脊椎動物となりました。変温脊椎動物の両生類は、魚類とは虫類の中間的生物とされています。この部類の最初の8種類は、は虫類に突然変異する可能性を持っています。(350Ω)

はちゅうるい(は虫類)
3億3千万年前に誕生しました。両生類と同じ変温脊椎動物で、両生類から突然変異したものです。最初の8種類は恐竜に、そのあとの4種類はほ乳類に突然変異する可能性をもっています(385Ω)

きょうりゅう(恐竜)
地球では、2億6千万年前に誕生し、それから死に絶えるまで、2億年ものあいだ、地球を恐竜の時代にしていた巨大なは虫類です。今から6500万年前に滅んでいます。最初の4種類は鳥類に、そのあとの4種類はほ乳類に突然変異する可能性を持っています。(420Ω)

ちょうるい(鳥類)
2億2千万年前に空をとぶ恐竜が突然変異して、からだが羽におおわれ、恒温脊椎動物の鳥類が誕生しました。鳥類は、突然変異してほかの生物になることができません。(455Ω)

ほにゅうるい(ほ乳類)
2億2千万年前に誕生した、恒温脊椎動物の陸性ほ乳類です。400万年前に人類が出現したといわれています。現在、脊椎動物の進化の頂点といわれています。中間の8種類は、クジラに突然変異する可能性を持っています。(490Ω)

食虫植物
肉食移動植物のことで、動物と同様にあつかわれます。植物から進化する、私たちが配置できない唯一の生態です。この植物は昆虫と一緒に進化しますが、知的生物になる可能性はほとんどありません。また、突然変異もしません。

ぶんめい

都市文明は7種類あり、それぞれ異なる科学技術レベルを持っています。ほとんどの都市は3つの人口密集地で成り立っており、貿易や情報交換をしながら進歩していきます。また、都市人口が増えていくと、右下の写真のように、赤から青、黄色と、枠の色がかわっていきます。
この文明も植物や生物と同じように配置できますが、あまり本来の時代とかけ離れたものを置こうとしても、置けない場合があります。
各文明を配置するときに必要なエネルギーは、各文明紹介の最後に書いてあるものです。

セッキ(石器時代)
100万年前に始まった人類最古の文化です。火を使うことを覚え、集団行動をとるようになりました。石器を使うのが特徴です。(500Ω)

セイドウ(青銅器時代)
青銅器が武器や農具として普及していた時代です。中東の方で紀元前約3500年に始まりました。この頃から農業も始まりました。(1000Ω)

テッキ(鉄器時代)
紀元前約1000年から始まった、青銅器から鉄器が普及していた時代です。鉄で武器や農具を作りだしました。(1500Ω)

コウギョウ(工業化時代)
18世紀後半の産業革命から、原子力を使いだすまでの時代です。機械化工業生産の始まりですが、公害で環境破壊もでてきました。(2000Ω)

ゲンシリョク(原子力時代)
1950年から始まった、原子力を主なエネルギー源としている時代です。現在の地球とほぼ同じレベルでしょう。地球内の化石燃料はどんどん減っていきます(2500Ω)

ジョウホウ(情報化時代)
原子力時代のあと、2000年ころから始まると思われる、もう一歩進んだ時代です。生活の中にもコンピューターが導入され、情報が最も重要な位置をしめています。(3000Ω)

ナノテク(ナノテク時代)
未来の科学技術。他の惑星を開拓、植民地にできるレベルであると考えます。この文明には、宇宙旅行も可能なテレポーテーションの技術があります。(3500Ω)

テラフォーマ

地球以外の惑星を開拓するのに使う環境調整装置です。これをいったん配置すると、永久に動き続けます。動きを止めるには、破壊するしかありません。あまりたくさん置きすぎないようにしましょう。
このコマンドを使用するときにかかるエネルギーも、紹介のあとにふれています。

バイオこうじょう
惑星によっては、バイオームを個々に配置するよりも、バイオ工場を配置した方がより場合もあります。この工場を配置すると、そこの地形や気候にあった植物を自動的に生産してくれます。また、気候がかわった場合も、変化に応じて種類を変えてくれたりもします。(500Ω)

さんそこうじょう
酸素供給装置です。惑星の大気から二酸化炭素を吸収し、酸素を作りだします。多すぎると火災が起こりやすくなりますが、二酸化炭素の温室効果を抑制する働きがあるので、熱くなりすぎた惑星を冷やすのに役立ちます。現在の地球の大気には、20%の酸素が含まれています。(500Ω)

ちっそこうじょう
窒素供給装置です。窒素は惑星の気圧を高めるために必要な大気成分です。惑星内の気圧が高ければ気温を一定に保つことができ、低すぎると気温が変動的になります。また、大気成分の構成割合を崩さないためにも、大切な成分です現在の地球の大気は、70%もの割合を窒素でしめています。(500Ω)

あめこうじょう
水蒸気を発生させ、降水量を増やす装置です。植物が育ちやすい環境も作ります。しかし、温室効果の原因でもあり、たくさん設置すると気温が上がってしまいすぎます。(500Ω)

CO2こうじょう
二酸化炭素供給装置です。二酸化炭素は、植物が繁殖するのに必要な大気成分で、惑星に温室効果をもたらします。あまり増えすぎると、惑星の気温がどんどん上昇してしまいます。(500Ω)

モノリス
知的生物の発達を促進するツール、つまり進化促進装置といえるでしょう。モノリスを選んで、進化させたい生物の上でAボタンで決定すると、4分の1の確率で、いまよりも高度な生物に突然変異します。ただし、すべての生物に使えるわけではありません。モノリスを使う場合、その時代に充分な化石資源が貯蓄される前につぎのタイムスケールへ進むと、文明だけでなく、すべての生態系が滅びる場合もあるのです。他の生態系の発達を犠牲にしてまで先に進めることは、あまりおすすめできません。(2500Ω)

こおりいんせき
氷の隕石のことです。乾燥している惑星に衝突させると、多量の水分をあたえることができます。海を作りたいときに利用しましょう。(1000Ω)

イベント

惑星には年月、気候、気温、水温、標高などの条件がそろうと、いろんなイベント(災害)が自動的に起こります。しかしあなた自身も、いろんなイベントを、惑星のあらゆる地域で起こすことができます。
もちろん、このイベントを使うことによって起こる、生物や惑星自体に対するさまざまな永久も知らなければなりません。
あなたがこれらのイベントを起こすのに必要なエネルギーは、すべて50Ωです。

ハリケーン
最速74マイル(1マイル=約1.6km)以上の大型台風です。豪雨、落雷が起こり、津波を伴うこともあります。
海が温暖化してくると自然に発生します。都市を吹き飛ばし、多数の生命を奪いますが、降水量を増やしたいときには役に立ちます。

つなみ
地震、強風、火山、台風、それに隕石衝突の衝撃でも起こる、巨大な津波です。海岸沿いの都市や生物を、一気に飲み込み破壊します。
不必要な海岸沿いの都市を一度に削除したり、放射能に汚染された土地を洗い流すのに有効です。

いんせき
宇宙から惑星に落ちてくる巨大な隕石です。
大陸に落ちると大きなクレーターを作り、大気に大量のほこりがまき散らされます。大気中のほこりが増えすぎると太陽光を遮断し、生物が絶滅してしまいます。
また、海洋に落ちると四方に巨大な津波が起こるだけでなく、海水が蒸発し、降水量がふえていきます。
降水量を増やしたいろき、ジャマな生物を滅ぼしたいとき、湖を作りたいときなどに役立ちます。

かざん
火山の活動は、地上に溶岩を吹き出すばかりではなく、大気にたくさんのほこりと二酸化炭素をまき散らしたり、海底火山の場合は津波までも引き起こし、生物全体にダメージをあたえます。
創造されたばかりの惑星や、内部の核心が大きい惑星だと被害は少なくてすみます。地面の標高を上げたり、海洋に島を作るのに役立ちます。

かくばくはつ
核爆弾を落として核実験を行います。知的高等生物の戦争では、自然に起きるイベントです。
このイベントは、周囲に多大な損害をあたえます。大気に大量のほこりを出し、周囲は放射能で汚染されます。
実験をやりすぎると核の冬となり、放射能で汚染された地域は、汚染が消えるまで右下のマークで表示されます。大規模な生物の絶滅につながります。

かさい
大気中の酸素の割合が増えすぎると、自然に発生します。
大気中の酸素の量の調節や、ある地域の生物を絶滅させるのに役立ちます。

じしん
地震を選択するとサブメニューが表示され、地震波の方向が決められます。その向きによっては大陸移動にまで影響がおよびます。
自然に地震が発生するのは、2つの大陸が接触しているところ、つまり大陸プレートの切れ目で起こります。地震は防ぎようありませんが、地震の被害を最小限度におさえるのは、大陸プレートの切れ目の近くに都市を作らないことです。
大陸プレートの切れ目を見つけるには、アイコンのデータ表示で「マグマ」を選び、矢印の向きが変わっているところがそうです。

びょうき
大変危険な伝染病で、都市さえ絶滅することがあります。もちろん伝染病ですから、近くの町に伝染していく可能性も持っています。
文明が発達していない場所に発生する確率が高く、いったん発生すると、近辺の高度技術を持ち人口も多い都市へ伝染していきます。あなたが起こす場合でも、生物を絶滅させる以外に使い道はありません。

その他のイベント

シムアースでは、あなたが起こすことができないイベントもあります。これらはさまざまな条件が揃うと、すべて自動的に起きてしまいます。

戦争
知的生物による戦争です。都市同士の争いもあれば、都市内での革命やクーデターも含まれます。ときには、石炭・石油や原子力のようなエネルギー源をめぐって発生することもあります。都市が大きくなりすぎたり、密集しすぎたり、進化が早すぎたりすると、燃料供給が間に合わなくなり、資源をめぐって戦争が起こります。そして、ちょっと悲惨ですが、残っている資源で暮らせるようになるまで、互いに殺し合い、最後には平和が訪れます。しかし、まったくなんの理由もなく、戦争が起こることもあるのです。
また、世界戦争は高度な技術レベルで起こり、惑星全体が戦争に巻き込まれます。戦争を防いだり、緩和させたりする唯一の方法は、文明コントロールパネルの哲学にエネルギーを注ぐことだけです。

公害
このイベントの表示は、その場所の汚染が生物に危険なレベルに達しているという警告サインです。産業や工業による廃棄物が主な原因です。これを防ぐためには、エネルギー源を石炭・石油のような化石資源に頼らず、公害の出ない原子力などに変えていくしか方法はありません。

核の冬
「イベント」の中でも紹介しましたが、「かくばくはつ」をしすぎたり、原子力発電所がメルトダウンを起こしたりすると、大地が放射能に汚染されます。時がたつにつれて汚染は少なくなりますが、このマークがついている間は生物は住めません。

エクソダス
これは災害ではありません。知的なシムアースリングの発達が最高レベルまで近づくと、彼等は他の惑星を植民地にして、この惑星を出ていこうとします。これがエクソダスです。

トレジャーボックス
各シナリオにひとつ、プレゼントがついています。シナリオによって最初から置かれている場合と、ある条件をみたすと出現する場合があります。しかし、いつ置かれたかは表示されません。
もちろん、プレゼントに気付かないままシナリオをクリアしてしまう可能性だってあります。プレゼントを見つけるにはエディットモードを根気よく探すしかありません。
ピンクの宝箱を見つけたら、「ちょうさ」してみてください。ガイアくんがその効果を教えてくれるでしょう。

問題と対策

シムアースの惑星を育てていくためには、いくつもの問題を解決していかなければいけません。非常に難しい問題ばかりなので、ちょっぴりヒントを教えましょう。

Q:海洋生物を発展させたいのですが・・・・・・。
A:海の生物のほとんどは、浅瀬に生存しています。充分な浅瀬がないと、全体量は増えないし、進化も行き詰まってしまいます。コマンドの「じめん」で海底を上げたり、地面を低くしたりしてください。同じくコマンドの「イベント」で火山を噴火させたり、陸地に隕石を落とすのも、方法のひとつです。しかし海の生物は、知的生命体にはなれても、火を使えないので文明は持てません。

Q:生物が絶滅の危機にひんしています。
A:気温が低下してきた、酸素不足(大気中の割合が20%以下)、大気中のほこりが多すぎる、この3つのどれか、もしくはそれらが同時に起こったものと考えられます。
気温が低下していたら、大気コントロールパネルの「日光」と「温室効果」のレベルを上げるか、テラフォーマのCO2工場を配置します。
酸素不足なら、植物を多量に配置するか、テラフォーマの酸素工場を配置します。
ほこりの量を減らす方法は、残念ながらありません。時間が解決してくれます。また、隕石や火山の活動を押さえるのも忘れずに・・・・・・。

Q:隕石がたくさん降ってきているのですが・・・・・・。
A:地殻パネルの「隕石」のレベルを下げてください。
隕石が降ったあとには、大気中のほこりが増加して、温度が低下します。気温を上げる工夫も忘れずに・・・・・・。また、ひんぱんに隕石が衝突するときは、生物の絶滅が迫っていることもあります。最悪の場合、生命圏を作りなおす準備をしておくことも必要かもしれません。

Q:惑星の気温が上がり、南極の氷が解けだしてきたのですが・・・・・・。
A:惑星の温暖化が原因と考えられます。惑星の大気中に温室効果のある二酸化炭素(CO2)の割合が増えていませんか。気温を下げるには、以下の3つの方法があります。
大気コンロトールパネルの「日光」と「温室効果」のレベルを下げ、「反射」と「地表反射」のレベルを上げます。
生命コントロールパネルの「CO2吸収」のレベルを上げて、植物を増やしましょう。
テラフォーマの酸素工場を配置します。

Q:あちこちで火災が発生しています。
A:惑星の大気に酸素が多すぎるのでしょう。テラフォーマの窒素工場を配置してみましょう。

Q:たつまきが異常発生しているのですが・・・・・・。
A:たつまきは、海水の温度が上昇してくると起こります。大気コントロールパネルの「日光」と「温室効果」のレベルを下げて、「熱移動」のレベルを上げてください。

Q:戦争ばかり起こって困ります。
A:燃料の不足が大きな原因です。文明コントロールパネルの「石油」や「原子力」の使用量を減らしてみましょう。また、「哲学」が減るとむやみに戦争に走りがちです。核戦争まで発展したら、原子力エネルギー源への需要を減らしてください。

Q:文明の発展が遅いのですが・・・・・・。
A:文明コントロールパネルの「科学」のレベルを上げましょう。

Q:赤ちゃんが生まれてこなくなって、生物の数が減ってきたのですが・・・・・・。
A:出生率が下がったときは、文明コントロールパネルの「農業」のレベルを上げてください。

Q:石油がなくなりそうです。
A:進化タイムスケールがあまりに短すぎると、化石燃料不足になることが多くなります。とりあえず、文明コントロールパネルの「石油」のレベルを下げてください。
まだエネルギーが石油中心の工業文明なら、「科学」のレベルを上げて、原子力文明に移行しましょう。また、資源をめぐって戦争が起こることを予言しています。「哲学」にエネルギーをあたえておきましょう。

Q:核燃料がなくなりそうです。
A:文明コントロールパネルで「原子力」の使用を押さえてください。また、資源をめぐって戦争も起こります。「哲学」にエネルギーをあたえておいてください。

Q:公害が発生しているのですが・・・・・・。
A:石油の使用を控えて、原子力のウエイトを増やすことです。文明コントロールパネルの「石油」を減らして、「原子力」を上げましょう。原子力文明まで進化してないときは、「科学」のレベルを上げてください。

Q:生活レベルが低すぎるのですが・・・・・・。
A:シムアースリングたちの労働がきつすぎて、余裕がないのでしょう。文明コントロールパネルの「エネルギー生産」の全体量を減らして「芸術」のレベルを上げてください。

Q:放射能汚染がひどくて、生物が住めません。
A:核戦争や発電所のメルトダウンが原因です。文明コントロールパネルで「原子力」の使用を控えてください。汚染している場所が海岸沿いや海洋なら、津波で洗浄することができます。

用語解説

シムアースによく出てくる言葉です。ゲームスタート時の「じしょ」のコマンドや、本文中でも説明していますが、もう1度、意味を確認しておくといいでしょう。
[エクソダス]
知的生物が他の惑星に移住することです。
[ガイアナイザ]
ガイア理論を駆使しながら、惑星を発展させていく、つまりあなたのことです。
[シムアースリング]
電子生体、つまり、ゲームの中に登場してくる単細胞生物から知的高等生物まで、すべての生物のことです。
[タイムスケール]
シムアースでは、惑星の進化を時間で区切りました。「地質タイムスケール」は惑星が創造されてから多細胞生物が誕生するまで。「進化タイムスケール」は生物が誕生してから知的生命が出現するまで。「文明タイムスケール」は知的生物が誕生してから産業革命が起こるまで。「技術タイムスケール」は産業革命からエクソダスまでです。
[デイジーワールド]
植物はデイジー(ヒナギク)だけという惑星です。これはジェームス・ラブロックが、「生物と環境は2ついっしょになっていて、気候や大気の構成を自動管理するシステムを作り上げている」という、ガイア理論を証明するために作りだした惑星モデルです。
[テラフォーマ]
環境調整装置のことです。地球型の惑星にはあまり必要がありませんが、1度環境が大規模に壊れてしまったら、設置するしかないかもしれません。しかし、これらの施設は、1度設置すると永久に働き続け、これを止めるには、隕石か火山で破壊するしかありません。
[ナノテク時代]
最高レベルの科学技術を持った、未来の文明です。
[バイオーム]
生体圏。生物が住める環境ができている場所のことです。
[モデルコントロールパネル]
惑星全体に関わるさまざまな要素を設定したり、修正したりするときに使います。
[モノリス]
知的生物の発達を促進させるツールです。ほ乳類ではなくても、進化させたいと思う生物に使うと、4分の1の確率で高度なレベルの生物に、突然変異します。しかし、使用できない生物もいます。
[惑星の寿命]
シムアースの惑星には寿命があります。ゲーム中の太陽の放射エネルギーは年々増え、それにともなって、惑星の気温もどんどん上昇しています。そして、最後には膨張した太陽に飲み込まれてしまいます。シムアースでは、タイムリミットを100億年と設定しています。
これはシムアースの世界のことだけではありません。実際の地球でも同じことが起こっているのです。

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